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ふく百話(7)

「ふくの漢字はなぜ河豚なのか」

昔「ふく百話」という本がありました。昭和48年発刊で著者は中原雅夫氏

(元下関市立図書館長)です。私の百話は二番煎じなので正確には「新ふく百話」になります。また一般向けなので中原さんほど学識はありません。その中原さんの「ふく百話」の巻頭言は「河豚賛歌」です。「およそ数多い魚の中で河豚ほど話題の多い魚はあるまい。まずはそのうまさにおいて。蘇東坡は「その味の点では真に一死に値する」と言っているのが至言である。蘇東坡は揚子江でとれる文字通りの河豚。われわれのは海でとれる河豚。彼のは煮て食べ、われわれのは刺身という差はあってもその味ではこれ以上の評言はない」(原文のまま)。

ふくは海にいるのになぜ河豚と書くのだろう。誰もが不思議に思う話です。

今回も場所は中国です。豚という動物は中国では高級食材です。丸々と太っています。キュウキュウ、ブウブウと鳴きます。豚は猪の仲間なのでよく怒る、膨れた姿が豚に似ている。豚は中国では誉め言葉というのもあります。豚のように美味しい魚=ふくとなったようです。それではなぜ河なのか。それにも訳があります。ちなみに海豚はイルカです。

蘇東坡(そとうば、1036〜1101)。中国宋時代の詩人の詩に七言絶句「恵崇春江暁景」(るすうの しゅんこう ぎょうけい)というのがあります。

「竹外の桃花 三両枝 春江 水暖かにして鴨先ず知る。蔞蒿(ろうこう)は地に満ちて盧芽(ろが)は短し 正に是れ 河豚の上らんと欲するの時」

内容の現代訳は「竹藪の向こうには桃の花が数輪咲いている。春の川の水が暖かなのを鴨は知っているようだ。ヨモギがあたり一面に生い茂り、葦が短く芽吹いている。今頃はまさしく、河豚が川を遡ってくる季節なのだ。」

この詩は6300キロある揚子江(別名長江。源流はチベット高原、上海近くに注ぎます)を春に産卵のため1200キロ近く遡上してくる「メフグ」というフグの話です。我が国では馴染みのないフグですが、中国では養殖も盛んなようで好んで食べられているようです。今回の漢字は河豚ですが古来よりふくは多くの漢字で書かれています。一説には100を超えると言われています。それだけふくが個性的だということです。北宋時代の詩人梅尭臣(ばいぎょうしん、1002〜1060)には河豚をよんだ詩があり傑作とされ、「梅河豚」と呼ばれています。「春州に荻芽(てきが)を生じ、春岸に楊花飛ぶ、河豚是の時に当たっては、貴きこと魚蝦(ぎょか)に数えず」というものです。河豚は他の魚やエビと比べ物にならないくらい旨いということです。この詩に春の河豚が出てきます。「春になって桃の花が咲くころ、− − − まさに、河豚 さかのぼる時」これが河豚の語源です。