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ふく百話(2)

「西施乳」

西施乳って何? 知っている方はかなりの「ふく通」です。今回は「白子」の話です。白子というのは雄の精巣です。卵巣は「まこ」といい毒です。ふくの産卵期は春です。私が勤務していた南風泊市場はゴールデンウイークを迎える頃、産卵時期でセリ場は溶けた白子で真っ白になっていました。最近では天然物が激減しましたが、昔は関門海峡周辺も産卵場でした。白子の旬は12月から3月です。生食、湯引き、なべ、塩焼き、てんぷら、白子豆腐、茶わん蒸し、白子酒等いろいろと料理はありますが私は白子の一番美味しい食べ方は「湯引き」だと思います。新鮮な白子の湯引きはトロットしていて癖がなく、適当な甘みがあり、クリーミーで、つるっと喉を通るときの独特の食感。何とも言えない甘味な味わいは一度食べたら忘れられません。絶品です。
話は2500年前の中国、時代は春秋時代です。長い中国の歴史の中で絶世の美女は4人、その中の一人が「西施」です。「傾国の美女」と言われています。当時の中国は群雄割拠の時代です。互いにライバルであった越王が呉国の王、夫差のもとへ「西施」を献上したことが始まりです。この西施があまりに美人でその色香におぼれ、国の滅亡を招いたことから傾国の美女と言われています。
「ふくの白子」はその西施のお乳の味がするというのです。このたび改めて調べましたら傾国の美女の話は史実のようです。市長時代、外国からお客様が来られました。一般的な挨拶がすむと、さっそく私が切り出します。下関は日本一のふくの街です。市長就任前は専門の市場に勤務していてふく処理の免許も持っています。ふくは猛毒をもっておりお客様も興味津々です。特に韓国、中国からの皆さんとはふくの話題で盛り上がりました。中国からのお客様は漢字の河豚の話です。白子の話もします。ところが姉妹都市の青島からこられた方は西施乳を知りませんでした。通訳も知りませんし西施乳の話で私があまり「おっぱい」というものですから中国語に通訳するのに顔を赤らめました。その話が氷解したのが蘇州でした。下関から「蘇州下関フェリー」ユートピアが就航しています。貨物のみですが蘇州は上海に近いこともあり盛況のようです。出張で青島から飛行機で蘇州へ行きました。ポートセミナーです。中国語と英語の機内誌がありどうみても白子のスープが紹介されているのです。小ぶりの白子が1本入っているのです。帰国して青島市から派遣されていた職員にレストランへ電話をさせました。話では「白子のスープ」を提供していること、西施乳の話は良く知っているということでした。下関市長がふく料理の免許をもっているのなら次回来られた時にご馳走しますという話でした。このことから河豚の語源、西施乳の話は広い中国では上海に近い蘇州近郊の話だと自分で納得しました。